介護

デイサービス(デイケア)の一日の流れを具体的に書いてみた

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介護保険になじみのない人からしてみれば、「デイサービスって一日何してるの?」と、疑問に思われることも少なくないかと思います。

普段見かけるのは送迎中の車くらいなので、施設の中で何してるかなんてわかんないですからねー。

そんな方の為に、タイトルの通り一日の流れをわかりやすく書いていきたいと思います。

ちなみに、僕が働いている施設はデイケアです。普段の業務内容を記事にさせていただきますが、大まかな流れとしてはデイサービスもデイケアも大差ないので気にしなくていいと思います。

※デイサービスとデイケアの違いは、「リハビリがあるかないか」くらいに思って頂ければ結構です。

8:00~ 送迎

送迎は必ずスタッフが付き添い、施設まで安全に向かえるようお手伝いをします。

スタッフが各自分かれて送迎車両に乗っていくのですが、車イスの方を迎えに行く際は「リフト車」という福祉車両を使用します。

これは車イスに座ったまま車に乗ることが出来るという便利なもので、利用者様も安全に乗ることができ、なおかつ介助者の負担も大幅に軽減することが出来ます。

歩行ができる方は普通のバンを使ってお迎えに行きます。

送迎に所要する時間は、施設から自宅までの距離にもよりますし、一台で何人乗せていくかによっても変わってきます。長くても一時間程度ですけどね。

車内では暇になってしまわないように、スタッフが話題作りに励んでいます。

会話が弾めばお互いに楽しくなりますよね。

「朝からやけにハイテンションだなコイツ」なんて思わずに付き合って下さい!笑

それが僕らの仕事ですから。

9:00~ 施設到着 健康チェックと持ち物確認

送迎が終わり施設に戻ってきたら、お茶とお菓子を提供します。

のんびりされるのも良し、他の方とおしゃべりするのも良し、

好きなように過ごしていただきます。

その間にスタッフが血圧と脈拍、体温を測定しに来ます。

それと同時に、薬(昼食の際に飲む薬や入浴の後に塗る薬等)を一旦お預かりさせていただきます。預かった薬はこちらで管理し、必要な時に提供します。

9:30~ リハビリ レクリエーション

健康チェックが終わった方から順にリハビリを行っていただきます。リハビリは理学療法士や作業療法士といった、資格を持ったスタッフが対応します。マンツーマンで行わせていただくので、全員が同時にリハビリをすることが出来ません。

なので、リハビリを待っている間やリハビリが終わった後は、介護スタッフが行う体操やレクリエーションに参加していただきます。

午前中のレクリエーションは、主に体を使ったゲームを行っています。

リハビリをして、レクリエーションでも体を使ってハードスケジュールです。

もちろん体操やレクリエーションへの参加は自由なので、ゆっくり過ごしたい方は無理に参加しなくてもいいんですけど、僕らとしては「少しでも体を動かしてほしい」という思いはあります。

家にいると体がなまってしまいますからね。せっかくデイに出かけたのであれば、多少無理をしてでも運動して、元気になっていただきたいものです。

11:30~ 口腔体操

 

リハビリとレクリエーションが終わったら、昼食を食べる前に口の体操を行います。

口を大きく開いての発声や舌を使っての運動などをして、嚥下機能の低下を防ぎます。

飲み込む力が弱くなると誤嚥性肺炎や窒息を引き起こすリスクが高まってくるので、たかが体操と侮ってはいけません。

11:50~ 昼食 歯磨き

午前中たくさん体を動かした後に昼食となります。

しっかりと運動していれば、お腹が減って食欲も湧いてくるんではないでしょうか?

デイの食事は一人ひとりの状態に合わせて作られているので、すごく細かく刻まれたものやペースト状のものなど、何種類もの形態があります。

飲み込む力が弱い人とか、自分で細かくすることができないとか、理由は様々ですね。

変わっているのは形だけではなく、栄養もコントロールされています。

人によっては味付けが薄くなっていることもありますし、ご飯の量を調整されていることもあります。

アレルギーとわかっているものであれば出てくることはありません。

 

食事が食べ終わった方から順番に歯磨きを行います。

自分では上手くできないという方はもちろん、お手伝いをさせてただきます。

「歯磨きは夕食後にしかしない」という方が多くいますが、歯磨きはとても大事なことです。

人間の体というものは気管に食べ物が入りそうになると反射が起こり、むせ込んだりしますよね?しかし、歳をとり飲み込む力が弱くなってしまっていると、本来は起こるはずの反射が起こらず、気管に食べ物が入ってしまうことがあります。

一見、歯磨きとは何ら関係が無いように思えますが、口の中に残っている食べ物のカスが気管に入っていき、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあるのです。

大げさに言ってしまえば、「歯磨きをすることで自分の命を守れる」かもしれないので、是非とも習慣づけていただきたいですね。

13:00~ お風呂

デイに来られるほとんどの方が目当てとしているのがお風呂ですね。

「風呂に入って死ぬことはあっても、風呂に入らなくて死ぬことはない」と言われているのにもかかわらず、みなさんお風呂は大好きですからねー。

お風呂の設備は施設によってかなり変わってきます。

僕が働いている施設では、「座浴」という座ったまま浴槽に入る方式をとっています。

メリットとしては、

・転倒のリスクが限りなくゼロに近い

ということが挙げられます。

入浴用のイスに移るだけですからね。滑って転ぶ心配もない。

 

デメリットは、

・一人一人の入浴の時間が短い

・同時に何人も入れないから、好きなタイミングで入れない

この二点ですね。

入浴時間は一人5分程度で行っていますから、物足りなさを感じる方は多いですね。

機械が二台しかなく一台につき一人しか入浴できないので、どうしても順番待ちになってしまうんですよね。

 

お風呂に関して強いこだわりがある方でしたら事前に確認しておいた方が良いでしょう。

銭湯のような大浴場や、またいで入る浴槽だったとしても、スタッフが手伝ってくれるので家で入るよりは安心ですよ。

入浴の待ち時間は脳トレや手作業

先ほど書いた通り、お風呂にはみんな同時に入ることが出来ない為、待ち時間は脳トレや手作業を行っていただいてます。

脳トレは簡単な計算や字を書く練習、頭を使うナンプレなどを行います。

手作業は、縫い物や編み物などを行います。

どちらも手先を使うことで認知症の予防に効果があります。

最近はアイロンビーズにハマっている人も多く、出来た作品を「孫にあげるんじゃ」と大事そうに持って帰られるのを見ると、とても微笑ましく思います。

 

基本的には自由時間なので、昼寝をしてる人もいます。

 

14:30~ おやつ

15時が近くなるとおやつの時間です。

コーヒーや紅茶などの飲み物も一緒に召し上がっていただきます。

おやつの内容は、まんじゅうやケーキなど、柔らかいものを出すようにしています。

15:00~ 頭を使ったレクリエーション

午前中のレクリエーションは「体を使うゲーム」なので、午後は「頭を使うゲーム」を行っていきます。

なぞなぞや○×クイズを行ったり、昔の家具や家電の写真を見せて何に使っていたのか答えてもらったり、いろいろですね。

悩むことや考えること、思い出そうとすることは「脳に良い刺激」となります。

家にいる時もテレビばかり見ず、会話をすることが認知症の予防にもなるでしょう。

16:00~ 送迎

レクリエーションが終わり身支度が整えば、あとは帰るだけです。

朝の送迎と同様にスタッフがバスに乗り、帰宅まで安全にお見送りします。

一日お疲れ様でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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